〈ライブの感想〉
当日は主催者として,客席の一番後ろの高いところからライブを拝見しました。 お客さんの反応とバンド・メンバー全員の演奏を見るのに,とても適した場所でした。 スタートはハスクリア。 お客さんにとって,美潮さんは初めて見る人ですから,興味はあれど緊張といいますか,人見知り状態にあったと思います。でも神秘的といったイメージで,つかみはOKです。前半は美潮さんも緊張は大いにあったと推測します。何たって顔見知りがいないのですから。お互い固くなっていたような感じでした。 しかし,曲ごとの合間に美潮さんのトークが入り,4曲目の「まっすぐ」あたりからリラックスモードに入っていました。 お客さんもスタート時の不思議な存在からトークを経て,気取らない気さくな人柄を理解し,ぐいっと中に入ってきました。 前半の最後は「走れ自転車」子供さんへのプレゼントです。子供達は目を輝かせて喜んでいました。 全体的には前半はゆったりめの曲が多く,お客さんは癒し系の歌手だと思っていたそうです。 |
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20分程の休憩を挟み,後半は一転してエンジンが掛かり,スタートの「弁天システム」からラストの「私は宝」まで,全くといって良いほど,無駄のないエキサイティングな演奏でした。 特に10曲目の「恋」から「窓」へと本格的などこまでも伸びていくボーカルを聴かせ,ただ者ではない歌唱力と「やっとだね」で軽快な踊りが入り,ラストの「私は宝」へと続く展開は,私のイメージではありますが,かつて私がエアロスミスの「ロックス」やクイーンのセカンドアルバムを聴いたときと同じ様な,トータルな怒濤のグイグイと押し迫りくるとてつもない迫力を感じました。
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後日,お客さんの話ですと,帰りに早速CDを車の中で聴いて帰った人も多いようです。
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武道では「自他共栄」という言葉がありますが,美潮さんから「みんな協力して仲良くやってね」ということを伝えてくれたライブでした。だからこそ最後の「まだ」が意味をなしてくるのです。 まとまらない感想ですが,とにかく感動的なライブで,大成功でした。
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