あらゆるジャンルの音楽家たちが、日本の「童謡」「唱歌」に新たな息吹を吹き込み、未来を担うこどもたちへと受け継いでいくプロジェクト「にほんのうた」。第三集は "春のうた" をテーマに、芽吹きの季節を慶び、11組のアーティストが歌います。坂本龍一総合監修。童謡研究家:池田小百合による楽曲解説入り。

にほんのうた第三集 2009年3月4日発売

いろどり豊かな新しい衣装のおくに、時代を超えた歌のはだかがひそんでいる。
はじめて聞く子どものカラダにも、昔から聞きなれている年よりのココロにも、
春の雨のようにしみこんでくるこの懐かしさはなんだろう。
谷川俊太郎

春のにほんだ。
はる、はる、はる、ハル。
坂本龍一


全11曲収録
RZCM-46136
3,150円(税込)カーボンオフセットCD

01. 花のまち 小川 美潮
02. うれしいひなまつり SANDII+BUN from KOH-TAO
03. ショーン・レノン
04. 靴が鳴る 加川 良+山下 洋輔
05. 春が來た ううあ
06. 真城 めぐみ+片寄 明人+木暮 晋也
07. 荒城の月 曽我部 恵一
08. 早春賦 吉田 美奈子
09. 春の小川 ムッシュかまやつ+竹村 延和
10. 月火水木金土日のうた bird
11. 春の唄 浜田 真理子

長きにわたって日本人の心象風景に深く繋がっているたくさんの「童謡」と、小中学校で習ってきた「唱歌」たち。ところが最近では、音楽の教科書から姿を消した唱歌も多く、今の子供たちにはなじみのない楽曲となってしまっているものも少なくありません。世代を越えて愛されてきた唱歌/童謡が消えてしまうことは、ひいては日本の原風景や当時の生活文化・風習を伝える術を失うこと、世代間の貴重な共通体験が無くなることと同義ではないでしょうか。この「にほんのうた」は、美しくも懐かしい日本の唱歌/童謡を再生し、今の音楽シーンをリードするアーティストたちが自らの感性で新たな息吹を吹き込むことで、今の時代にふさわしい形で未来を担うこどもたちへと受け継いでいくことが出来たら、との考えのもとにスタートしたプロジェクトです。

「にほんのうた」プロジェクト
プロデューサー:岡 一郎(3D)
エグゼクティブプロデューサー:坂本 龍一
アートディレクション:進藤 三雄(CTPP)

http://www.commons.com/